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名古屋に、家族で暮らす大きな家ができました。


子どもの成長に合わせて、家族の暮らしかたも大きく変わるもの。

たった一年で今まで着られていた服が入らなくなったり、おもちゃの対象年齢を越えてしまったり。

新しい家を選ぶときに、ママにとって収納スペースはとくに気になるポイントだと思います。

全18室のファミリー向けマンション「ATELIER 379(アトリエ 379)」 はコモンルームだけではなく、専有部(LDK・1LDK・2LDK)の見どころも満載。

広々とした専有部にはDIYを楽しむスポットが設けられ、暮らしに合わせて収納を作り出せるアイディアが織り込まれています。

子どもの成長や家族の暮らしかたに合わせて空間をカスタマイズでき、長く暮らしていく上でとても便利な設計だと思います。

もちろん、シェアハウスならではのコモンルームを軸としたご近所付き合いも、魅力。

暖かくもスタイリッシュに仕上げられた「みんなのリビング」では、お隣さんの子どもと一緒に絵本を読んだり、ママ同士でおしゃべりに夢中になったり。

ときには家族同士で料理を持ち寄って、ハロウィンやクリスマスを楽しむとっておきのスペースにもなっているようです。

10年先を見据えて、日々、成長していく家族の暮らしを考えた家。

さっそく見て行きたいと思います。


静かな住宅街に佇む、真新しいコンクリート造りの建物が今回のお目当て。

シェアハウスの周辺には、新築の戸建てをちらほらと見かけます。ファミリー世帯にひそかに注目されているエリアだそうで、新たに転入する家族が徐々に増えているとか。

コンクリートの壁に掲げられた、シェアハウスのサイン。

鉄製の手づくりの趣きがユニーク。親しみやすさを感じるデザインです。

足を進めた先のエントランスは屋根付きで、シンプルながらも重厚な佇まい。

雨降りの日、ベビーカーに乗せた子どもと一緒にいても慌てることなく鍵を取り出せます。

重みのある感じるドアをそっと開くと、ハードな素材感を打ち出したエントランス・ホールが広がります。

天窓からそそがれる日差しによって陰影が生まれ、モノトーンのスタイリッシュさがより際立って見えます。

郵便物は、長方形の集合ポストに外から投函される形。

一般的なサイズですが、新聞などを購読されている場合はやはりこまめに取り出す必要があるかもしれません。毎朝、子どもが取りに行く日課を作っても良さそうですね。

ステップを上がった先から見た玄関周辺の様子。

天窓や小窓がいくつか設けられているため、日中は照明がなくとも明るさに不便はないかと。

1Fには3室の専有部とコモンルーム、2F〜4Fの各フロアには5室の専有部がならびます。

普通のマンションと変わりはなく、部屋への移動は外廊下を経由します。


105号室に設けられたコモンルーム。その名も「みんなのリビング」。

さっそくインターホンをピンポン・・・と押す必要はなく、そのまま室内へ。

空間テーマは住宅の名前の由来となっている、"アトリエ"。

外観と同じハードな躯体はそのままに、インテリアには素朴で味わいあるアイテムがセレクトされています。

手前の部屋が、入居者が自由に使えるスペース。奥の部屋は外部向けのレンタルスペースとなっています。

ファミリーマンションとはいえ、空間デザインはわりと大人向けの落ち着きあるテイスト。

子どもだけではなく、ママやパパも気軽に足を運ぶことができそうです。

保育園や学校に子どもたちを忙しく送り出したあとは、おとなりのママさんたちとお茶会でひと息。といったシーンもよく見かけそうです。

ポップな彩りを添えるオレンジの壁は、実は黒板塗装が施されています。

自由にお絵かきができる壁は、子どもたちにとって格好のお遊びツール。

どこに書いても、どんなにいっぱい書いても怒られない。

子ども達にとってはまさに夢のような壁かもしれません。

ハンギングバスケットからちょこんと顔を出している、小さなシェアハウスのサイン。

針金一本で、なんとも洒落たつくり。

テーブルは岐阜県の知る人ぞ知るテナントビル、やながせ倉庫の方から譲り受けたもの。

ネットを取り付けて、ミニ卓球台として使うこともできるとか。でこぼこの天板から、思わぬイレギュラーが生まれるかも。反射神経が鍛えられそうです。

共用の飾り棚には、動物たちのフィギュアや絵本がならんでいます。

料理のレシピブックや、読まなくなった絵本はぜひこちらに。

木製のスツールに、プランターをひとつ。

シンプルですが、オシャレ感がぐっと増す組み合わせだと思います。

引き戸をスライドさせると現れる、ミニキッチン。

ふだんは戸を閉じているため、見た目もすっきりしています。

シンプルなシンクと、1口のIHヒーター。

専有部で作った鍋を持ち込んで温めなおしたり、子どものおやつにポップコーンを焼いたり。簡単な料理であれば十分に対応してくれます。

ダイニングテーブルを作業台の代わりとして使えば、本格的な料理もまずますできるかと。

コモンルームにはトイレも設けられています。

部屋に戻らずとも、じっくり腰を据えてくつろぐことができます。


さらにハード感が増した奥の部屋は、外部の方も有料で利用することができるレンタルスペース。

入居者同士による住民向けイベントであれば、無料で使用できます。

最近ではハロウィンやクリスマスに、家族同士で料理やお酒を持ち寄ったパーティーが開かれることもあるそうです。

子どもたちがそれぞれの仮装を見せ合いっこしている傍らで、大人たちはお酒を嗜みながら子育てについて語り合ったり。

ご近所さんとの付き合いが、いっそう楽しく感じるひとときになるかもしれませんね。

壁の一部は、猫の通り道。

運営スタッフの娘さんが描いたそう。なかなか味わいのある画風です。

壁にならぶスタッキングチェアは、数もたっぷり。

軽量で、子どもたちも簡単に持ち運べます。

日が暮れるとより落ち着いた雰囲気を醸し出す、暖色系の照明。

エアコンの利用は有料です。

壁に取り付けられたコインボックスに、お金を投入すると作動する仕組みになっています。

日当たりも良好で、天気のいい日には照明がいらないほど。

ふと窓の外のウッドテラスに目を向けると、大きな植裁が視線に留まります。

青々と茂るのは、ニュージーランドやオーストラリア、アメリカなどの家庭で人気の庭木・フェイジョア

秋には実を収穫できる、南米原産の果樹です。熟した果実はパイナップルとバナナの掛けあわせたような香りがするのだとか。果肉を乾燥させて、フェイジョアティーとして飲むことができます。

ほかにも食用の植物が敷地内には多く植えられており、入居者は自由に収穫することができます。

ウッドデッキテラスは、あたたかな太陽の光を感じる特等席。

余計なものがなく、すっきりとしたスペースです。

窓から見たコモンルームはこんな感じ。

コンクリートのネジ穴が、ユニークな表情です。


続いて専有部を見ていきます。

外廊下の一画に設けられた、掲示板スペース。

運営事業者からのお知らせや、イベントの告知はこちらで確認することができます。

入居者も利用が可能で、自由に書き込めるオリジナルのメモ帳が備え付けられています。

最近では、カレー部など興味深げな活動も入居者さんによって企画されているとか。

共用のリビングといった設備面だけではなく、おとなりさんと気軽に接点を作り出すことができる仕組みは、ファミリー向けのシェアハウスならではかと。


それではお待ちかね、気になる専有部を見て行きます。

まずはコモンルームとなりの106号室から。

間取りは2LDK。当然ながらいわゆるファミリータイプのマンションとおなじく、水まわり設備もちゃんと設けられています。

ドアを開くと、ターコイズブルーの玄関がお出迎え。

実は専有部の壁の一部は、入居者自身の手によってペイントすることになっています。運営事業者さんが塗料などの材料を用意し、入居前に一緒になって塗りあげていきます。

運営事業者さんの「部屋づくりを楽しんでほしい」という意図が込められた、ユニークな取り組み。

はじめは面倒かと思うかもしれませんが、塗り続けるうちに意外とハマる人が多いとのこと。最近の塗装作業はワークショップが催されるほど、子どもから大人まで楽しむレクリエーションとしての一面も持っているとか。

靴箱は玄関を上がった左手に。

一家族分の靴をすっぽりと収めることができそうです。

天板の位置を変えて、背の高いブーツや長靴を置くスペースも作ることができます。

正面の引き戸の先がリビング。

扉はフラストガラス風の素材を使用。仕事から帰ったときには、リビングからの灯りや声がこぼれる光景にほっとひと息かもしれませんね。


リビングはキッチンとボーダレスな、開放感あふれる空間。

あたたかな無垢材と無骨なコンクリートの素材感が、ほどよく同居。ハードさゆえの寒々しさはなく、明るくあたたかな雰囲気です。

105号室はモデルルームとして、家具が用意されていました。

5人家族分のチェアやテーブルをおいても、空間にはまだ余裕があります。

手ざわりの良い無垢材は、子どもを育てる上でもメリットがいくつか。

木の香りにはフィトンチッドという成分が含まれ、子どもたちのストレス緩和、集中力の向上、インフルエンザや怪我の抑制に効果をもたらす研究報告もあるそうです。

経年とともに光沢が出て、味わいある表情が生まれるのも無垢の魅力。ちょっとした跡や色の変化も、家族が暮らしてきたひとつの証だと思います。

等間隔にネジ穴が設けられた、打ちっ放しコンクリート。

ホームセンターなどで購入したボルトや板を取り付ければ、自作の棚が出来上がり。

子どもの成長に伴って、自然と増えていく生活用品。そのときどきの暮らしかたに合わせて収納を増やしたり、棚の位置をカスタマイズしたり。家族が長く暮らしていくことを考えた、とても便利な壁だと思います。

ちなみに専有部ではペット飼育もOK。

愛猫のために、キャットウォークを作ってあげることもできます。

天井のネジ穴を利用すれば、ハンモックを吊るすことも可能。

子どもを膝に乗せて、ハンモックでゆらゆら。お気に入りの絵本を読み聞かせて、ゆったりと親子の時間を過ごしてみては。

大きな掃き出し窓の先は、ウッドデッキテラス。

段差がフラットなため、リビングと一体感があります。

大きくせり出した庇(ひさし)。

ぐるりとまわりを囲む木のフェンスは、落下防止の役割も。安心して子どもを遊ばせておけます。

ドア脇には洗濯物を干す器具が、取り付けられています。

空間を仕切る引き戸は、クローゼットの側面に収納され、デッドスペースを無くしたつくり。

開放的に広がるひとつづきの1LDKは、とても心地が良さそうです。

リビングのとなりの部屋はおよそ6.7帖。

リビングの延長として広く使ったり、夫婦の寝室としてくつろげる場所にしたり。

こちらの壁の一面も、入居者自身で塗装していくことになります。

コモンルームと同様、子どもにとって格好のお絵かきスペースになりそうです。

もちろん、家族同士の連絡ボードといった使い方も有り。

ぽろぽろと粉が落ちたときにさっと床を拭けるよう、近くに布巾やクイックルワイパーを常備しておくと便利かもしれませんね。

備え付けの収納は、ボリュームたっぷり。

キャンプ道具やスーツケースといった大物も難なくおさまりそうです。

右側のクローゼット部分には、ポールがふたつ。季節の衣類をポールごとにまとめれば、衣替えも簡単そうです。

壁一面の窓からは太陽の明かりがさんさんと注がれ、日当たりも良好。

オリーブの木が植えられた庭は、見晴らしも抜群です。

ちなみに庭は共用部のため、専有部から直接外に出ることはできません。

艶々と実ったオリーブを収穫するには、ぐるりと建物を回り込む必要があります。

もうひとつの部屋は、キッチンの隣に設けられています。

広さはおよそ6.4帖。

夫婦の寝室、もしくは子ども部屋として使うことになるかと。

コンパクトなベランダにつながる窓は、ドアタイプ。

伸縮するタイプの網戸が取り付けられていて、虫を気にせず開放して室内の風通しを良くすることも。

家族が暮らす上で、収納のボリュームはやはり大きなポイント。

その点、アトリエ379はカスタマイズできる棚があるなど、十分な量が備わっていると思います。


ペニンシュラ型のキッチンは、タイルとステンレスを合わせたスタイリッシュなデザイン。

手元を見やすいよう、天井には白色の明るめの照明が設置されています。

シンクの向かいにキッチン家電や食器棚を並べる配置が、定番になりそう。

持ち込む家具のサイズ感によっては作業のしやすさが変わるかも。新しいものを購入する際には、しっかりとイメージをつくりあげていきたいところ。

ガスコンロは2口。油はね防止として、奥にガラス板を設置。

フラットなデザインのため、後片付けもさっと済ませることができそうです。

コンロ下の収納に取り付けられた、スライド式の引き出し。

軽い力で引き出せるレールが使われており、重めの調味料や食器を置いてもスムーズに取り出せます。


続いては水まわりの設備。

トイレはゆったりとした空間で、シンプルなつくり。

脱衣室には、洗濯機用のスペースが設けられています。

右手のドアがバスルームです。

洗面台はシャワー水栓付き。

お母さんが子どもの頭や手を洗ってあげたりするときなど、なにかと便利。

鏡の裏は、2段の収納スペース。

家族の歯ブラシやコップが、ここに並んでいくことかと思います。

バスルームは、オーソドックスなタイプ。

大理石風の壁が上品な趣きです。


外廊下は幅が広めの、ゆったりとした佇まい。

別のフロアへの移動にはエレベーターが便利。ベビーカーを持って階段を昇り降りする必要もありません。

2Fの外廊下はこんな感じ。

廊下の床は、すべり止め加工が施された素材が用いられています。

建物の正面側には高い建物が無く、見晴らしの良い眺め。

階段部は外光を採り入れるために、格子状の柵が設けられています。

家族同士の付き合いが生まれると、部屋を行き来することも多くなるはず。一般的なマンションよりも階段を使う機会が増えそうですね。


203号室は2LDKですが、106号室とはすこし間取りや設備が異なります。

玄関の壁はまだ塗装が施される前の状態。

たたきを上がって左手に、バスルーム。

外で汗をたくさん流して帰宅したときには、そのままシャワーへ直行することができます。

LDKは専有部の中ではいちばん広い、約14帖の空間。

家具が置かれていないと、より広さを感じます。窓は南向きで日当たりも良し。

仕様が少しずつ違いますが、基本的な設備はどの部屋も同じ。

壁の色を塗り替えれば、雰囲気もより自分好みになると思います。

ベランダは、塀のサイドに個性的なルーバーを設置。

塀が持つ圧迫感をなるべく抑えながらも、外光や風を取り入れるために考慮したかたちだとか。

203号室はコンクリートがむき出しになっている面積が多く、その分カスタマイズできるエリアも多め。

部屋づくりを楽しみたい人にとって、魅力的な空間だと思います。

キッチンはほかと比べて、ワンサイズアップ。

203号室以外に、102、303、403号室が同じ設備です。

シンクや作業台の幅が広くなり、

ガスコンロは3口で、グリル付きです。

焼き魚も煙を気にすること無く、安心して調理することができます。

シンク、コンロ下の収納も大容量。

土鍋や中華鍋といった大きな調理アイテムも難なく収まるかと。料理好きなママにとっては、うれしいポイントです。

LDKとはすこし離れた、玄関脇の部屋。

プライベート感を欲するお年頃のお子さんの部屋として、ちょうど良い場所に位置しているかもしれませんね。

収納は奥行きあるつくり。

一般的な子どもが持つ生活用品は、おおよそこの中に収納できそうです。


建物内には自転車置き場が用意されています。

カゴや子どもの用の座席が付いたタイプが多く並ぶことになるのかなと。

愛犬との散歩帰りには、専用の足洗い場が便利。

ペットの飼育については、事前に相談を。規定のルールを守ることと、賃料に加えて月額の費用(ペットの種類によって金額は異なる)が必要になります。

駐車場は、2ヵ所。

建物正面のスペースは9台までで、費用は¥9000/月。近隣で契約している駐車場は10台まで駐車可能で、¥7000/月。


敷地内には植栽されているハーブは、収穫して料理に使うことができます。

ローリエ、タイム、レモンバーム、ワイルドストロベリー、スペアミント、アップルミント、セージ、ローズマリーなど、種類も豊富。

彩りや風味にワンポイント欲しいとき、子どもに「お庭からローズマリーを採ってきて」とひとこえ。

ヨーロッパののどかな田舎で見かけそうなシーンも、日常の風景となりそうです。


最寄り駅は、名古屋市営地下鉄鶴舞線庄内緑地公園駅

大須観音や伏見までは直通で10分ほど。栄駅や名古屋駅にも約17分でアクセスできるまずまずの環境です。

とはいえ住宅の立地的に、通勤や買物に車を利用することも多いかと。名古屋高速1号楠線や名古屋高速6号清須線などのインターも、すぐ近くあります。

住宅の周辺には庄内川が流れ、蛇池公園の野球場では草野球などのアクティビティも楽しめます。

時間帯によっては、めずらしい車売りの魚屋さんも現れるとか。保育園も徒歩7分の距離にあり、子どもがいる家族も安心して入居することができます。

商店街の番犬ならぬ、番猫がいるタバコ屋さんは、ちょっとした名物スポットです。


シェアハウスを運営するのは、明福興産株式会社さん。

古くなりつつある物件を再生し、数多くの賃貸事業を手がけてきた経験を持つ事業者さんです。

ファミリー向けだけではなく、シェアハウスの運営自体は初めてだとか。とはいえ立ち上げる前にだいぶ研究をされたそうで、家族が暮らすことをしっかりと考えた工夫や設備が、いたるところにあふれています。

入居者を募集するにあたり、事業者さんとしても"一緒に暮らしたいと思える人"がひとつの目安だとか。

実際のところ、すでに入居されている家族と食事にでかけることも。運営側の立ち位置だけではない、とてもカジュアルな関係を築いているそうです。

現在(2015.1)はあいにく満室の物件ですが、もしも空きが出ているのを見つけたら、コチラからお問合せをどうぞ。


アトリエ379で大活躍する、黒板塗料。

壁以外にも冷蔵庫や食器棚、テーブルなど、アイディア次第でその楽しみ方もぐっと広がりそうです。

(ソン)

お互いさまのお隣さんと、いっしょに暮らす大きなお家。理想は、住人さんどうしのもちつもたれつの関係、昔ながらの長屋のような暮らし方。そんなコンセプトのもとに暮らす住人さんは、とても穏やかな方ばかり。さまざまな職業をもつ住人さんどうしが、ゆるやかに繋が...

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