シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
東海の感性にふれてみる。
チェコのプラハを旅したときのこと。
ガイドブックを片手に、ようやくたどり着いた老舗のポスター屋さん。
さっそく中に入ると、大小様々な国内外のポスターが額に収められ、店内の壁を埋め尽くしていました。
時代を感じさせるレトロなものから、有名デザイナーが手がけたモダンなものまで。ガイドブックでお薦めされていたお店だけあって、さまざまなジャンルの作品が揃っていました。
手にとって眺めては戻すのを繰り返すこと数十分。ふと、心惹かれたひとつのポスター。
「ヘイ、ボーイ。それはここでしか買えないものだよ」と、すかさずマスターが、いかにもな営業トークで勧めてきます。
そんなことを言われずとも、すでに心は即決。
今でも我が家のリビングのメーンに飾られているお気に入りを、見つけた瞬間でした。
今回訪れたのは、ほどよく都心へのアクセスも便利な「メルクレール 八事」。
アメリカンレトロを意識したダイニングなど、可愛らしくも落ち着いたトーンで仕上げた、全7室の住宅です。
見どころは、暮らしに溶け込んだアートの要素。
東海で活動する若手アーティストの作品が、ラウンジ内を彩ります。気に入ったアート作品は、そのまま購入することもできます。
思わず「これ!」と言ってしまうほどのお気に入りに、出会えることもあるかもしれません。
一方で、細かな点まで配慮された居心地の良さも、しっかりと評価していきたいところ。
東海の感性にふれる、ゆるりとした暮らしを楽しめそうです。
4車線の大きな道路が交差し、車通りも多い駅周辺。
そこから10分ほど歩けば、あたりは静かな住宅街が広がります。近くに学校があり、子どもの姿もちらほらと。
穏やかな空気が流れる街の角地に、お目当てのシェアハウスが佇んでいます。
広い敷地内に佇む、2F建ての立派な邸宅。
格子戸の門扉は、間口も広め。
純和風の趣きです。
正面玄関は、モダンな住宅といった感じ。
玄関前には小さな庭園が設けられています。
ドアを見てみると、鍵はナンバー式でポチポチと押していくタイプ。
それでは指定の番号をプッシュして、さっそく内部へ。
木の色をベースにたくさんの色が使われていますが、落ち着いた雰囲気の玄関内部。
土間も広く、たくさんの荷物を抱えていてもゆったりと出入りすることができそうです。
ボリュームある靴箱を、土間の両端に設置。
左手の曇ガラスの引き戸が、リビングです。
靴箱の上に置かれた、シェアハウスのサイン。
物件名のメルクレールは、”澄んだ海”を意味するとか。
靴箱の、ひとり当り使用できるスペースはこれから決めていくそう。
収納自体にボリュームがあるため、困ることはないと思います。
日が暮れると、ガラスから内部の暖かな明かりがこぼれます。
それではさっそく、スルスルとドアを開けます。
リビングは、木目を効かした落ち着いた仕上がり。
連なる出窓スペースには、たくさんの小物が飾られています。
奥行きある空間に、リビングとダイニングがゆるりとゾーニング。
奥の左手にキッチンが設けられています。
パープルカラーのソファが存在感を醸す、ソファスペース。
レトロモダンなテイストに合わせて、可愛らしいアイテムが配されています。
大きなソファにゴロンと寝転んで、お気に入りのドラマを観ながらゆったりくつろぐ。
すこし空調が効きすぎていたら、用意されているブランケットをかければちょうど良さそう。
ふと視線を上げた先は、ちょっとしたアクセサリーで装飾されたシャンデリア。
既成品も、一工夫でオリジナリティある雰囲気に仕上がっています。
暮らしのテーマは、"アートのある生活"。
東海地方で活動している作家・アーティストたちの作品が、住宅にちりばめられています。
「暮らしのなかから新しい価値に触れる機会を作りたい」と、オープン準備の段階から形作られたそうです。
作品は基本的に販売。気に入ったものがあれば、購入することもできます。作品は定期的に入れ替えていく予定だそうです。
お店にディスプレイされてあるのと、家にあるのとでは、作品の見え方も違ってきそう。
より自室に飾るときのイメージがしやすいのかなと。長く気に入るアイテムが見つかるかもしれませんね。
年季の入った、渋い色合いの和箪笥。
箪笥の上には、ガラス素材を用いた工芸作品が飾られています。
和風の器には、お刺身や水ようかんあたりが似合いそう。つるりとしたガラスの素材感が、いっそうみずみずしさを演出してくれるかも。
ダイニングはアメリカンレトロ風の仕上がり。
サイズの異なるテーブルやカウンターなど複数のシーンが用意されているのは、暮らしの面で便利。使い方や気分に合わせて場所を選ぶことができます。
壁に飾られた額も、販売されています。
鮮やかな水彩画風のタッチで、小鳥と金魚が描かれています。写真では小さくて見えませんが、額の下には作者名などが書かれたプレートが貼られています。
窓辺には、運営事業者さんがセレクトしたアイテムがたくさん。
ミニグリーンやレトロなデスクライトなど、ユニセックスに好まれそうな感じ。
色使いの多いクロスですが、アースカラーの色合いは木の質感にほどよくマッチ。
水色の壁の手前はギャラリースペースです。現在(2015.8)では数点しか作品が置かれていませんが、今後増やしていくそうです。
80’sのアメリカのプレハブ式レストラン、ダイナーに置いて有りそうなテーブル。
ナプキンや、大きめのボトルに入ったケチャップやマスタードを置いて、ホットドッグとブラックコーヒーの朝食をとれば、さらにアメリカンなテイストに仕上がりそうです。
壁には、女性らしさを感じさせるポストカードサイズの作品が。
エアコンのケーブルも、イミテーショングリーンで装飾。作品の雰囲気を壊さない配慮かと。
視線を落とすと、木製のチェストボードや、これから設置される飾り棚が並んでいます。
たくさんのアートで埋まる日が楽しみですね。
お気に入りを見つけるだけではなく、ディスプレイされた作品からインスピレーションを受ける刺激もあるかもしれません。
一番奥のカフェテーブルから見たリビング・ダイニングは、こんな感じ。
キッチンへの入り口は2カ所。リビング側にひとつ、キッチン側にひとつ。LDを通らずに直接キッチンにアクセスすることもできます。
入居者同士のコミュニケーションや運営事業者さんからのお知らせは、こちらのボードで。
カウンター席のスツールはすこし高め。
食事をするよりは、本を読んだりコーヒーブレイクをしたりするシーンで、使い勝手が良いかも。
ファミリータイプのキッチンは、収納量も豊富。
正面の扉の先は、屋外のランドリースペースです。
ワイドなシンクは、水切りカゴを置けるスペース付き。
ホーロー製のボウルもお洒落な感じです。
作業台スペースには、小ぶりの木製ラックに箸やスプーンが収まっています。
塩や砂糖などは共用の調味料。定期的に補充されるそうです。
3つの火口が設けられたガスコンロは、なかなかハードな佇まい。
火力も期待できそうです。
オーブンを使えば、より本格的な料理を楽しむこともできます。
食器洗いは洗浄機にお任せ。
シンクは1台のみですが、これがあれば効率的にキッチンを使用できると思います。
奥から見たキッチンの様子。
サイズが異なる冷蔵庫が2台設置されています。
食器や調理器具も充実。
種類も豊富で、日常使いはもちろん、パーティーのときも困ることはなさそうです。
食器棚には、専有部ごとの収納スペースを用意。
調味料や缶詰、レトルト食品など保管する場所になるかと。
ランドリースペースの洗濯機は1台。
建物内にも1台あるため、困ることはそれほど無いと思います。
とはいえ、洗濯が終わったらすぐに取り出すことを心がけると、お互いに気持ちよく暮らせることでしょう。
洗濯物は、そのままポールに掛けて干すことができます。
物干し場と距離が近いのは、女性にとっては嬉しいポイント。屋根付きなので、雨降りの日も安心です。
洗濯機の隣に設けた水場。
屋外であることが気にならなければ、こちらでデリケートな衣類を洗うこともできると思います。
続いて、気になる水まわりを見ていきます。
廊下は幾何学模様のクロスが印象的。
脱衣室には、洗濯機とシャワー水栓付きの洗面台が設置されています。
洗面台の向かいに設置された、収納棚。
タオルやバスアイテムを置いておくことができます。自室から持ち運ぶ手間が省けますね。
洗い場もゆったりと広い、バスルーム。
窓からは明るい光が入り、さわやかな雰囲気です。
日曜日の朝はバスタイムでリフレッシュ。一週間の疲れも、ゆるりとほぐれていきそうです。
トイレはウォシュレット付き。
ブルーを基調とした個性的なクロスに囲まれています。
続いて、1Fの専有部を見る前に、2Fの水まわりを見ていきましょう。
2Fの廊下はこんな感じ。
シャワールームの脱衣室は、細長い長方形の間取り。
浴室の手前には洗面台が設けられ、スキンケアや、ドライヤーで髪を乾かすことができます。
2Fのトイレは女性専用。
淡い色合いのクロスで、フェミニンな印象に仕立てられています。
それでは順に、専有部を見ていきましょう。
102号室のドアは引き戸式。
広さが約6.1帖のシンプルな間取り。
TVやランプは雰囲気作りのため置かれているだけで、実際はありません。
収納はクローゼットが1台。
渋めの木の質感、フラットなつくりは、インテリアとしての存在感も醸し出しているような。
似た色合いのチェストボードを隣に置くと、部屋の雰囲気もグッとまとまりそうです。
8.2帖の202号室は、壁一面に収納が設けられた角部屋。
掃き出し窓の外は専用のベランダが備わっています。
電球は、2色のビーズを巻きつけたユニークな仕上がり。
日が暮れると、不思議な色彩が専有部を照らしてくれることかと。
3段に分けられた、大容量の収納スペース。
衣類を保管するなら、中段に収まるサイズのハンガーラックなどがあれば便利そう。
キャリーケースやスノーボード、画材も一式保管できるボリュームです。荷物が多い人、部屋をすっきりと使いたい人にピッタリ。
物干しができる専用ベランダ。
日当たりも良く、プランターにトマトやハーブの苗を植えれば、すくすくと育つと思います。
個性的な間取りを持った、204号室。
奥のスペースはベッドが定位置となりそう。
ハンガーラックが1台備え付け。ほかに収納家具を持ち込む必要がありますが、専有部は約9帖もあります。スペースに困ることはないはず。
出窓に、購入した作品を飾ってみるのもいいかもしれませんね。
205号室は和室タイプ。
窓のつくりや照明の雰囲気と相まって、レトロモダンな趣きです。
ベッドが用意されていますが、くつろぐときは畳の上に横たわる時間も少なくないはず。
家の駐車場に車をとめることができ、月額8,000円。
一部は庇(ひさし)付き。マイカーを、雨風からある程度守ってくれることかと。
塀の内部は、建物を囲むようにして植栽されており、庭園風に仕立てた一角もあります。
家に帰れば、亀がお出迎え。
鬱陶しい雨の日であっても、ふっと心が和みそうです。
最寄り駅は、八事駅。
鶴舞駅までは、直通で約10分。伏見駅も乗り換えなしの約16分で足を運ぶことができます。名古屋駅までは約25分。出張などで新幹線をよく利用する人にとっても、便利な立地です。
駅前にはイオンが店を構えており、帰りがけに日用品などの買い物を済ませられます。
すこし歩けば、個性的なカフェやレストランなども充実しているそうです。緑豊かな興正寺公園も駅からすぐ。園内には、東海唯一の木造の五重塔があります。
運営管理をされるのは、LUOGOさん。
メルクレールのほかにアパートを運営されていますが、シェアハウスを手がけるのは今回が初めてです。
もともとはシステムエンジニアの仕事をされていたそうで、職業柄か、細かな点まで住宅が作りこまれている印象がありました。
仕事と芸術活動を両立させている作家さん達とのネットワークができたことから、シェアハウス内に展示販売スペースを設置。アーティストとの交流や、イベント、ワークショップなども企画していくそうです。
お問合せは、コチラからどうぞ。
ちなみにプラハで買ったポスターがコチラ。
そこのポスター屋以外でも売ってはいましたが、コストは1/10の安さで手に入れることができました。
なかなか良い買い物ができたのではないでしょうか。
(ソン)
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